英海軍空母クイーン・エリザベス級、F-35満載計画が頓挫か

ニュース

スポンサーリンク

英空母2隻、F-35配備は計画の半分以下か

英海軍が誇る最新鋭空母「クイーン・エリザベス」と「プリンス・オブ・ウェールズ」…この2隻の巨大空母に配備されるF-35Bステルス戦闘機の数が、当初計画の半分以下に留まる可能性が浮上しています。

2隻の空母は、それぞれ最大36機ものF-35Bを搭載できる設計になっていました。しかし、英国防省の予算削減と機体調達の遅延により、実際に配備される機数は計画を大きく下回る見通しなんです。

英海軍は2020年代半ばまでに合計48機のF-35Bを調達する計画を掲げていましたが、現在配備されているのはわずか20機台前半…まさに、空母の能力を十分に発揮できない状態が続いているわけです。

航空ファンの皆さんにとって、あの巨大な飛行甲板にたった数機のF-35Bしか載っていない光景は、なんとももどかしいものがありますよね。英海軍航空隊の復活を象徴するはずだった空母2隻体制が、予算の壁に直面している…この現実は、現代の海軍航空戦力がいかに維持コストとの戦いであるかを物語っています。

当初計画:空母1隻に最大36機のF-35B

クイーン・エリザベス級が就役した当時、英海軍はどれほどの野心を抱いていたのでしょうか…!

この空母は全長280メートル、満載排水量6万5000トンという欧州最大級の艦体を誇ります。設計段階から想定されていたのは、空母1隻あたり最大36機のF-35Bを搭載し、米海軍の空母打撃群に匹敵する航空戦力を展開すること。まさに「英国海軍力の復活」を象徴する計画でした。

通常運用時は24機程度、有事や大規模作戦時には36機まで増強――この数字は、英空軍・海軍が共同運用する「ライトニング部隊」全体で138機のF-35Bを調達する前提で組まれていました。艦載機用の格納庫、整備区画、弾薬庫、すべてがこの機数を念頭に設計されています。

さらに興味深いのは、英海軍が米海兵隊のF-35Bを受け入れる「クロスデッキ運用」も視野に入れていた点。NATO共同作戦時には、理論上70機以上の第5世代戦闘機を運用できる…そんな壮大な構想だったんですね。

しかし、この計画が現実にどう転んだのか――次のセクションで見ていきましょう。

予算削減と調達遅延の実態

英国防省の財政状況が、空母計画に暗い影を落としています…。

2010年代の緊縮財政以降、英国防予算は実質的に削減が続いてきました。2021年には「統合レビュー」で防衛費の増額が発表されたものの、インフレや対ウクライナ支援の影響で、航空機調達への予算配分は想定より厳しい状況に。なんと、当初2025年までに138機を調達する計画だったF-35Bは、2023年時点でわずか48機の発注にとどまっているんですね!

調達ペースの遅延も深刻です。英国は2012年に最初の3機を発注して以来、年間数機ずつの調達を続けてきましたが、2020年代に入ってからは新規発注がほぼ停止。国防省は「将来的に138機まで増やす可能性は残している」と説明していますが、具体的なスケジュールは示されていません…。

さらに、F-35の機体単価上昇も重くのしかかります。ロッキード・マーティン社は量産効果でコスト削減を進めているものの、英国が調達するB型は依然として1機あたり約1億ポンド(約200億円)前後。空母2隻分で72機揃えるだけでも、140億ポンド超の予算が必要になる計算です。

現実的には、2030年代半ばまでに60~70機程度の配備が精一杯、との見方が英シンクタンクの間では支配的になっています。

英海軍航空隊への影響と運用上の課題

機数が計画の半分以下となると、空母の運用そのものに深刻な影響が出てきます…!

まず、最大の課題は艦隊防空と攻撃任務の両立が困難になること。F-35Bは空母上で戦闘機・攻撃機・偵察機の役割を一手に担いますが、機数が足りなければ、たとえば艦隊を守るための警戒飛行(CAP)を維持しながら地上攻撃ミッションを実施する――といった同時運用が成り立たなくなるんですね。

さらに、パイロットの訓練機会も減少します。空母航空団は洋上での発着艦訓練を繰り返して技量を維持しますが、機体が少なければ訓練枠も限られ、結果として練度の低下を招きかねません。

加えて、整備・修理中の機体を考慮すると稼働率はさらに下がるという現実も。仮に保有18機でも、常時飛べるのは10機前後――これでは「クイーン・エリザベス」と「プリンス・オブ・ウェールズ」の2隻を同時運用するどころか、1隻を満足に動かすことすら厳しい状況です。

英海軍航空隊にとって、まさに正念場と言えるでしょう。

Flightradar24で英軍機の動きを追跡する方法

英空母クイーン・エリザベス級の動向や、F-35Bの訓練飛行を自宅から追いかけたい…! そんな航空ファンの皆さんには、Flightradar24が強い味方になります。

まず知っておきたいのは、軍用機の多くはADS-B(位置情報信号)をオフにして飛ぶため、FR24では通常映らないという点。ただし、民間空域を通過する際や訓練飛行中には、安全のために信号をオンにするケースがあるんですね。英海軍のF-35Bも、ときおり「RRR」で始まるコールサイン(英空軍コールの一種)や、機体記号「ZM」で始まる識別番号とともに姿を現すことがあります…!

具体的な追跡手順はこちら:

  1. FR24アプリまたはWebサイトを開く
  2. 検索窓に「ZM」「RRR」などを入力(英軍機の登録記号・コールサイン)
  3. 地図上でイギリス南部や北海周辺をズーム
  4. フィルターで「Military」を選択すると軍用機が絞り込まれる(有料版機能)

なお、空母自体の位置はMarineTrafficで追跡できます。艦名「HMS Queen Elizabeth」で検索すれば、現在地や航路が一目瞭然…まさに海と空の両面から英海軍を見守れるわけですね!


まとめ:FR24×MarineTrafficで英海軍の"今"を体感しよう

  • 軍用機は原則ADS-Bオフだが、訓練時は映ることも
  • 英軍機は「ZM」「RRR」で検索、空母は MarineTraffic で追跡
  • 有料版なら Military フィルターで絞り込みが快適

リアルタイムで英海軍の動きを追えば、ニュースの背景がぐっと立体的に見えてきます。ぜひ試してみてください!

関連記事

ニュース