A321XLRがテスト飛行で13時間15分の飛行時間を記録

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エアバスが現在開発中の単通路機としては最長の航続距離を誇るA321XLR(Xtra Long Range)(登録記号F-WXLR)が現地時間12月13日に仏トゥールーズを離陸。
ヨーロッパを大きく一周するように長時間テスト飛行を行いました。

Flightradar24によれば飛行時間は13時間15分。途中フランス沖のビスケー湾と呼ばれる場所で「XLR」を見事に描きました(途中ちょっと切れちゃってるけどね)

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開発に遅れは出ているものの2024年には就航予定とのこと。開発目標は単通路機で世界最長の航続距離4700海里(約8704キロ)。東京からだとシドニー、デリー、北欧諸国、アメリカだと頑張ればサンフランシスコ(偏西風があるから無理かも)、今は絶対にいけないモスクワなどまで直行便が飛ばせます。日本の地方空港からドバイとかヘルシンキとか行けたらいいですよね。需要があるのかはわかりませんが。

先日B747の最終号機の組み立てのニュースがあり、A380が生産中止となるなど超大型機の時代が終わりを告げました。ハブ空港とハブ空港を結ぶというエアバスが当初持っていた構想よりも、ボーイングが描いた地方空港と地方空港を結ぶという構想の方が正しかったことが証明された形になります。

しかし、ボーイングが正しく予想していたからといって勝ち筋に乗ったかといえばそうは言えません。B787の不具合やらB737MAXの設計ミスなど、ありえないオウンゴールを連発。結局ボーイングのアドバンテージはなくなるどころか追い越されてしまったような感すらあります。ボーイングはいつまで737の改良でつなぐつもりなのか…いまだに1950年代開発のB707の設計を受け継いでるってどういうこと?

乗客目線としては、A320と同じ径の機体で長時間の飛行というのが窮屈に感じないのか、その辺りが気になります。A320の3-3の座席配置だと10時間飛行とか気が狂いそうですけどね。皆さんどう思われるでしょうか。

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