42,000フィートの世界はプライベートジェットとバルーンの世界
42,000フィートと言うとメートルに直すと約12,800メートル。地上から約13kmの高高度です。
Flightradar24のフィルタ機能を使って42,000フィート以上の高高度を飛行している飛行機だけを表示してみましょう。
フィルタでALTITUDEの最低を42,000ft(単位をメートルにしている場合は13,000mくらい)にセットします。
そうすると、表示される機体の数がグッと減ると思います。気づくのは、旅客機ではB787かA350といった最新の飛行機ばかりということです。与圧がその高度まで耐えられるように作っている関係もあるでしょう。
そして、他の機体はほとんどがプライベートジェットです。大陸の上を飛んでいるのは比較的小さいプライベートジェット、太平洋や大西洋超えしているのは大型プライベートジェットがほとんど。世界の景気がいいのでプライベートジェット需要が高まっているとか言うニュースは庶民には全くピンとこないんですが、確かにたくさん飛んでいます。超富裕層の皆さんが。プライベートジェット界のあこがれといえばGulfstream G550でしょうね。
なんか飛行機じゃないものが・・・
その状態で北米や南米を見てください。
なんか丸っとしたものがたくさん・・・何だこれ?
情報を見ると
一応便名に相当するものも付いています。TypeはBalloon。レジスターナンバーもBALLOON。MODE-Sのコードまで付いてます。
高度は58,500ft、大体17,800メートル。少し下降しているようです。対地速度は44km/hで、多分風のスピードですね。レーダー監視もされているし、スコークコードも持っています。気象観測かなんかのバルーン??
Google’s Project Loon
こちらはグーグルのGoogle’s Project Loonというプロジェクトのバルーンのようです。すべての人にインターネットを届けることを目標に、アンテナを立てて基地局にするのではなく、飛行機も飛ばないような高高度に風船を浮かべて、それを基地局にしようという実験をしているようですね。