エアバス次世代大型輸送機 ベルーガXL初飛行
2018年7月19日、エアバスの本拠地トゥールーズでエアバスの大型輸送機ベルーガの後継機ベルーガXLが初飛行しました。
ベルーガはエアバス航空機の部品輸送に用いられる専用機です。ベルーガの前にはスーパーグッピー(ボーイングの機体ベース)という輸送機が使用されていました。ですのでエアバスの機体部品輸送機としては三代目となります。
これまでのベルーガはA300-600をベースにしていましたが、後継機はA330-200Fをベースにしているようです。A330は機体の断面が基本的にはA300と同じなのですが、さすがに翼やエンジンなどの設計が新しいせいかこれまでよりも大きな断面を持ち、ペイロードも増えています。A350の主翼を2つ同時に運べるということですが、相当大きいですね。使用エンジンは、ロールス・ロイスのTrent700。
具体的には機体断面がこれまでよりも1メートル大きくなり、ペイロード(運べる荷物の重さ)は12%アップ。輸送力としては30%アップしているようです。様々な試験飛行の後2019年後半に就航予定。5機製造予定。ちなみに、先代ベルーガは1994年9月13日初飛行で5機製造されています。
機体番号はF-WBXL、機体種別としてはAirbus A330-743L Beluga XLとなります。フライトレーダー24でのコードは「A337」。
ベルーガ(シロイルカ)が、笑っているような塗装ですが、Smiling Belugaと呼ばれているそうです。