また737-MAX8墜落 エチオピア航空
ライオン航空に続いてまたもや新造機の737-MAX8の墜落事故です。アジスアベバ(ADD)発ナイロビ着(NBO)のET302便は現地時間10日午前8時44分(日本時間同日午後2時44分)ごろ、アジスアベバ南東に墜落。乗客149人と乗員8人の計157人全員が死亡しました。登録ナンバーはET-AVJ。
今回大騒ぎになっているのはライオン航空の737-MAX8墜落時との類似性です。離陸後に高度が不安定です。この事故を受けて世界中の737-MAXの運行が中止になっています。ライオン航空の事故を受けて737 MAXで新たに採用した操縦特性を向上させる新システム「MCAS: Maneuvering Characteristics Augmentation System」の改修が進む予定でしたが、間に合わなかったという最悪の事態です。確かにこの状態だと737-MAXに乗る気はしませんね・・・
ライオン航空墜落事故の際の軌跡はこちら
出てきている話しでは、機体姿勢を保つ装置とオートパイロットが逆のことをするように指示してくる事があるようです。新造機が半年の間に2機墜落となれば何らかの関連が疑われるのは当然ですし、早く改修すべきだった、運行停止にして徹底的に調べるべきだったといった声が出てくるのも当然でしょう。
エチオピアはこれまでのFAAやボーイングを信頼できなとしてブラックボックスをフランスで解析することを決定。外交問題の火種にもなりそうな一面をはらんでいます。